前回のブログと一部重複しますが、今回、スポンジを使った種まきについてさらに詳しくレポートします。まだ水耕栽培を始めたばかりなので、果たして本当にこの方法が良いのかどうかわかりませんが、今のところうまく発芽できています。
スポンジを用意する

スポンジは100円ショップで10個入りの物を購入しました。特別なものではなくごく普通のものですが、根を張りやすいように目が荒目の安物を購入しています。
形状からいくとメラミンスポンジの「劇落ちくん」が具合の良いサイズにカットされているのですが、目が細かくて根が張りにくいというレポートを見たので今回は使用していません。

スポンジのたわし部分をカット

一般的なスポンジにはたわし部分がくっついていますが、ここはカットしてしまいます。
スポンジを等分にカットする

スポンジを1.5cm〜2cm角に等分にカットします。スポンジは柔らかいのでカッターナイフで押さえつけるとうまくカットできません。刃をスポンジに優しくあてながら前後にゆっくり動かすと、ナイフの重みで綺麗にカットできます。
縦に切れ目を入れる

カットしたスポンジに縦方向に2/3ほど切れ目を入れていきます。
手間暇をかけるのであればT字型にカットしても構いませんが、専用の播種用スポンジはまっすぐにカットされていたので、私は直線的にしかカットしていません
割り箸の先に少し水をつけてタネを吸い上げる

タネはものによっては非常に細かいので指では撒きづらいと思います。写真はミニトマトの種ですが、あらかじめ机の上に種を出しておき、濡らした割り箸で一粒ずつまきました。
濡らして空気を抜いたスポンジにタネをまく

写真ではいきなりタネをまいていますが、一度水に濡らして空気を抜いたものにまいた方が良いと思います。
空気が抜けていないと、あとでタッパウェアにスポンジを置いた時、スポンジが水に浮いてしまって不安定になってしまいます。
タッパウェアなどの容器にスポンジをセット

タッパウェアにスポンジの半分くらいの水を入れてスポンジをセットします。
発芽するには最適な温度と湿気があるので、寒冷地の場合は穴を開けたふたをした方が良いようですが、サイゴンは常夏なので特にふたもせずそのままにしています。
発芽を待つ

日付と種類を書いたラベルを貼っておく
タネをまいてから発芽するまで2日〜7日程度かかるようです。レタスは2日目くらいに発芽しましたが、種の殻が硬いパクチーは10日以上発芽するまでかかりました。
いつ種をまいたのかがわかるように日付と種類を書いたラベルを貼っておきます。
タネには好光性と嫌光性のものがある
タネには発芽をするのに光を好むものと、好まないものがあります。
光を好む好光性のタネはスポンジの上部に、嫌光性のタネは下部にタネが来るようにセットしています。
好光性種子 | 嫌光性種子 |
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レタス、ミツバ、シソ、セロリ、ニンジン、シュンギク、バジル、イチゴ、パセリ、ニンジン、春菊、インゲン、コマツナ、レタス、カブ など | 玉ねぎ、ネギ、トマト、ナス、ピーマン、カボチャ、スイカ、トウガラシ、ニラ、ダイコン、ウリ、メロン、ウリ、ニラ、ナス、キュウリ、大豆 など |
好光性のタネは窓の近くの直射日光が当たらない明るい場所に、嫌光性のタネはベッドの下など光が届きにくい場所に保管して発芽を待ちます。
発芽するまでは水が切れないように注意しなければなりません。
発芽をした時の喜びは、子供の頃、朝顔が芽を出した時のような喜びです。